近日公開:
2002年11月10日
[アンカレッジ9月28日]大型航空機の倍ほどの大きさの鳥が、米アラスカ州南西部で目撃されたとアンカレッジ・デーリー・ニュースが報じた。目撃者の証言によると、この生物は、翼を広げた長さが100〜150メートルで、ジャンボジェット機の倍以上の大きさ。この生物が高速度で通過した後、付近の村は大地震のような衝撃波に包まれた。生物は北極回りで極東方面に向かった模様。
この報告に対し専門家らは、住民が翼のある物体を目撃したことは間違いないとする一方、大きさについては疑問だとし、航空機の見間違いではないかと指摘している。(ロイター)
--キングギドラ King Ghidrah
登場作品:「三大怪獣 地球最大の決戦」「怪獣大戦争」「怪獣総進撃」「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」「ゴジラVSキングギドラ」「モスラ3」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」
身長100m、翼長150m、体重30000t
宇宙怪獣。必殺技は引力光線。
[インドネシア・インファント島10月12日]大型航空機の3倍ほどの大きさの鳥が、インドネシア・インファント島沖で目撃されたと日刊インファント島スポーツが報じた。目撃者の証言によると、この生物は、翼を広げた長さが200〜250メートルで、ジャンボジェット機の3倍以上の大きさ。この生物が通過した後、付近の海域は大地震のような衝撃波に包まれた。生物は南シナ海を北上して行った模様。
この報告に対し専門家らは、住民が翼のある物体を目撃したことは間違いないとする一方、大きさについては疑問だとし、航空機の見間違いではないかと指摘している。(UPI)
--モスラ Mothra
登場作品:「モスラ」「モスラ対ゴジラ」「三大怪獣 地球最大の決戦」「ゴジラ
エビラ
モスラ 南海の大決闘」「怪獣総進撃」「ゴジラVSモスラ」「ゴジラVSスペースゴジラ」「モスラ」「モスラ2 海底の大決戦」「モスラ3 キングギドラ来襲」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」
幼虫:長さ180m 成虫:翼長250m、体重15000t
必殺技は触覚から発する超音波光線ビームパルサーと鱗粉エネルギーフィールド。幼虫は口から発射するネバネバの糸。
[九州阿蘇山10月25日]大型航空機の倍ほどの大きさの鳥が、修学旅行中の高校生によって阿蘇山で目撃されたと熊本タイムズが報じた。目撃者の証言によると、この生物は、翼を広げた長さが100〜150メートルで、ジャンボジェット機の倍以上の大きさ。この生物が高速度で通過した後、付近の山麓は中型地震に襲われた。生物は本州を東高している模様。
この報告に対し専門家らは、住民が翼のある物体を目撃したことは間違いないとする一方、大きさについては疑問だとし、航空機の見間違いではないかと摘している。(時事日報)
--ラドン Rodan
登場作品:「空の大怪獣 ラドン」「三大怪獣 地球最大の決戦」「怪獣大戦争」「怪獣総進撃」「ゴジラVSメカゴジラ」
身長50m、翼長120m、体重15000t
超音速で飛行する。ウラニウム熱線を発射。
[東宝富士山麓撮影所11月2日]
「三大怪獣・地球最大の決戦2003」撮影初日・出演者顔合わせ
監督 本多猪五郎
特撮監督 円谷英三
出演者 富士桜役(玉田明)
ブラッド役(ブラッド・ピップ)
キングギドラ役(本人)
モスラ役(本人)
ラドン役(本人)
本多猪五郎監督「よくこれだけ本人が集まりましたね」
円谷英三特技監督「奇跡です」
【仮台本あらすじ】火星に未知の衛星、Y星が発見された。国連宇宙局は、富士桜(玉田明)とブラッド(ブラッド・ピップ)を、PP号でY星の探査に向かわせた。調査を開始した富士桜とブラッドであったが、二人はPP号とともに地中へ引きずり込まれる。そこに居たのは黒メガネをかけたムーミンのような体型のY星人であった。Y星人統制官の話によると、Y星人は高度な文明を築いているが、凶悪な『怪物#00』(キングギドラ)の脅威のために地上に住むことができず、地中での生活を余儀なくされていると言う。Y星人の円盤に乗せられ、地下社会に案内された2人は、Y星人の意外に高度な科学力に驚く。彼らはすべての社会組織を電子計算機によって運営しているのだ!
Y星人統制官は地球人にキングギドラ撃退する協力を申し込み、さらに『怪物#01』(モスラ)と『怪物#02』(ラドン)を借りたいと言うのだ。その見返りとして、Y星からはエイズの特効薬を提供するという。富士桜とブラッドは地球へ戻り、国連宇宙局に提訴。満場一致で可決される。
モスラとラドンは早速Y星へ送られ、キングギドラを攻撃。キングギドラはあっけなく降参する。その後、Y星観光をして行きたいとせがむモスラとラドンをY星に残したまま、富士桜とブラッドは地球に戻る。地球をあげての大歓迎の中、2人はY星人からの謝礼である『エイズの特効薬』のデータが収録されている玉手箱を開ける。
…そこで富士桜たちが見たものは、Y星名物の温泉饅頭とY星人コスチューム・フィギュア、Y星人統制官手書きの『地球植民地化計画』だった! 地球人がY星人の命令に従わない場合は、頭の弱いモスラとラドンを洗脳し、キングギドラと共に地球に総攻撃を仕掛けるというのだ。
さあ大変、人類の危機が迫る!降伏か、徹底抗戦か? 俺たちの地球を守らねば! しかしモスラとラドンは役に立たない・・・! どうすればいいのだ・・・どうすれば・・・???
本多猪五郎監督「やっぱりあの方に来てもらいましょう」
円谷英三特撮監督「そうですね」
[伊豆大島三原山11月3日]東京駅の丸ビルに匹敵する大きさの生物が、伊豆大島三原山の火口で目撃されたと日刊三原山ニュースが報じた。目撃者の証言によると、この生物は、全長約50メートルで、この生物が通過した後、付近の山麓は大地震のような衝撃波に包まれた。生物は太平洋を日本方面に泳いでいった模様。
--ゴジラ Godzilla
登場作品:「GODZILLA」「ゴジラ2000ミレニアム」「ゴジラ×メガギラスG消滅作戦」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」「三大怪獣 地球最大の決戦」その他
身長50m、体重20000t
必殺技は放射熱線。
「・・・さあ僕らのゴジラを呼ぼう! ゴ〜ジ〜ラ〜!!」
京都の梅の木男、50年の梅との同居終える:
2002年10月10日
戦争直後の手術で誤って体内に梅干しの種を挿入され、臍から芽が出て大木に育った梅の木と同居していた京都市左京区の林種男さん(75)が先週、ついに木を切り倒し、50年振りに二本の足で立ち上がった。
林さんは1946年1月、腎結核のため京都日赤中央病院(現日赤医療センター)で右腎臓の摘出手術を受けた。術中、執刀医師の宇狩刷男さん(故人)が大きなくしゃみをし、開腹していた林さんの体内に昼に食べた梅干しの種を吐き出し、そのまま気づかずに縫合したという。
手術後、林さんは順調に回復したが、しだいに下腹部に違和感を感じるようになり、翌年の47年春、突然、臍から植物の芽が飛び出している事に気がついた。日赤中央病院でレントゲンを撮って調べた所、腹腔部に梅が根付いているのを発見。当時の医学では取り出すのは危険と判断され、そのまま放置された。梅はその後、林さんの腹の上でぐんぐん成長して5年後には若木となり、60年までにはしっかりとした枝振りの大木へと成長した。林さんは身動きには不自由したものの、体内に梅の根が張って痛いと感じる事もなかったという。
55年頃から林さんの梅の木は実をつけ始めたが、どれもが粒が大きく、皮が絹のようになめらかで果肉が厚い。ためしに当時結婚したばかりの林さんの妻、須以さん(70)が梅干にして食べてみると、疲れがスーッと取れて10年は若く感じる。その後の調査で、林さんの梅にはクエン酸が普通の梅の10倍以上含まれ、ガンやリューマチなどの難病治癒に効力がある事が分かった。
林さん宅には全国から病気に苦しむ人々が梅を求めて詰めかけ始め、幹に触っては快癒祈願を唱える大賑わい。林さんは「梅神様」と崇め奉られるようになった。一方、妻の須以さんは70年に「林梅園エンタープライズ」を創業。無添加純正の梅干、梅酒、梅ドリンク、梅ジャム、梅エキスの製造販売で大成功を収め、同社はまたたくまに全都道府県とハワイに直営店を持つ東証二部上場の優良企業となった。
しかし、林さん自身は体内に根を張った巨木を支えるために寝たきりの生活を強いられ、一人でトイレにも行けないという不自由が続いていた。最近は梅の木にも老化が進み、害虫にやられて根元も腐りかけてきたという。そんなこんなで林さんは、須以さんの猛反対を押し切って遂に切断を決意。先週、日赤中央病院の医師と山林技師の合同で、レーザー電気鋸を使った合計15時間に及ぶ分離手術が行われた。
根っこを完全に体内から削除する事は不可能だったが、手術は一応成功。再び立って歩けるようになった林さんは、「ウメいこといったもんや」と腹の切り株を叩いて大喜びだ。
「林梅園の無添加純正梅干」
三重県議会、鼻ほじくりの中継禁止を指示:
2002年10月8日
三重県議会の代表質問の様子を生中継している三重放送(津市)に対し、県議会議事課長が「県議が議会で鼻ほじくりをしている姿は絶対に映さないように」と指示し、放送局側が反発していることが先週判明した。
三重放送制作部の話によると、先月末、見栄田議事課長との打ち合わせの際、「携帯でゲームをしたり袋貼りの内職をしている者、及び鼻ほじくりをしている県議を映すのは控えるように」と一方的に通達を受けたという。「ゲームや内職、鼻ほじくりをしないと議会ができないのではないかと県民に誤解されるのが怖い」というのがその理由。
放送局側は「携帯でゲームをしたり袋貼りの内職をしている者を避けるのは理解できるが、鼻をほじくって熟考している県議は過半数で、全部映さない事は不可能」、「小指の爪でカリカリ掻いている者から、人差し指と中指でV字型を作って両穴に入れている者、親指を根元まで深くつっこんで鼻血をボトボト落としている者まで様々。『鼻ほじくり』と一纏めに総括できない」と返答。
そこで見栄田議事課長は激高し、「県議会が中継の単独スポンサ
ーで年間一億円近く支払っている事を忘れるな、今後鼻ほじくりをしている姿を一人でも映したら契約解除だ」と暴言。放送局側も態度を硬化させ、「報道の自由に悖る。だったら両手を後ろ手に縛って鼻ほじくりを避ける様、全県議に通達しろ」と徹底抗戦の構えを見せた。
昨日、三重県議の花形議長は記者の質問に対し、「県議会中継は『開かれた議会を目指す』との触れこみでスタートした物。議会の質疑応答を正しく伝えるのが中継の本意であり、鼻ほじくりをした、しないにこだわるのはおかしい」と見解を述べ、「自由に映してもらって結構だ。県民にあるがままの姿を見てもらうことで親しみのある議会になれる」と見栄田氏の対応を批判。尚、見栄田議事課長は現在、持病の細菌性鼻炎悪化のため入院中でコメントは取れなかった。
第25回嘘競演出品作品、お題『自由』
「南アルプス市」vs.「本家南アルプス市」:
2002年10月3日
平成14年10月某日
山梨県西部の六町村が来年四月に合併し、「南アルプス市」という名前になることが決まった日、長野県側で南アの麓をアピールしている左右伊那郡の村々では関係
者が複雑な表情を見せた。村々では合併を計画中で、市名を「南アルプス市」に変更する件を三年がかりで協議中であったといい、トンビに油揚げをさらわれたという訳だ。
右伊那郡山中村では三十年来、役場への電話に職員が「南アルプス役場
です」と応答。村内の国道沿いバス停名も「南アルプス村バス停」だ。左伊那郡山田村の高峯険村長(50)は「うちこそ南アルプスの真の地元なので、悔しくて夜もろくに眠れない」と話し、同村助役も「やられた」と恨めしげ。そこで代替え策として出てきたのが、「本家南アルプス市」という名称。左右伊那郡村の法定合併協議会はさっそくこの名称で政府に届け出をし、「南アルプス市」に一ヶ月遅れの来年五月早々から名乗り始めるという。
全国唯一の片仮名の市として注目を集めた寸前に、目と鼻の先で似た様な名前の市が生まれるというのだから、南アルプス市としては堪らない。同市の尾根登市長(58)は「本家南アルプス市」誕生のニュースに、「恥を知らぬとしか言いようがない。人のふんどしで相撲を取るのもいい加減にして欲しい」とあきれ顔。
平成15年1月某日
「本家南アルプス市」は市歌として麻丘めぐみの幻の名曲、「アルプスの少女」を採用。隠れファンの市長の独断によるもので、市民からは、「そんな歌知らん」「なぜアニメの主題歌を採用しない」という批判の声が高まっ
ている。
(写真)本家南アルプス市長舎を訪れた麻丘めぐみさん(47)と高峯市長
一方「南アルプス市」では現在、新市歌「アルプス一万尺」にちなんだイベントを計画中で、4月の市名お披露目を記念して、山中アルペン踊り大会を予定している。それを伝え聞いた「本家南アルプス市」も同様のイベントを早速計画。それを知った南アルプス市の尾根市長は、「あいつらはわしらのアイデアを全部横取りするつもりだ」と大憤慨。「『アルペン踊り』というのは幻の踊りと言われ、唱歌の作者でさえ、実際にどんな踊りか知らなかったという『レア物』。今、世界でも現存する踊り手は一人だけで、実際に踊っている所を見た者さえ数えるほどしかいない。偽物の踊りを『アルペン踊り』と語られてはかなわない」。
南アルプス市長によると、市はすでに、姉妹都市、スイスのバーゼルを本拠地とする「アルペン踊り伝統保存会」に職員を派遣。「17世紀に牧童によって考案された『アルペン踊り』を知る世界でただ一人の人」と言われる人間国宝、ペーター・一万尺さん(108)の招聘を予定しているという。
それを聞いた「本家南アルプス市」も負けてはいなかった。さっそく助役自らスイスに飛び、ペーター・一万尺さんのアルプス山麓の山小屋に飛び込みで潜入。熱血一魂の土下差戦法で招聘を頼み込んでいるそうだ。本家南アルプス市の高峯市長は、「熱意があれば、岩をも通す。不可能も可能となる」と自信たっぷり。「南アルプス市」と「本家南アルプス市」の職員がペーターさんを挟んで睨み合う様子が目に見えるようだ。
平成15年4月某日:
今年108歳になるペーターさん
はほとんど寝たきりだったが、「南アルプス市」と「本家南アルプス市」の職員の熱意に負け、「どうしても日本に行く」と周囲の反対を押し切って来日を決意。ただし、体力的に一回きりしか講習できないという事情で、両市が共同で招聘する事となった。
ペーターさんの談話。「何が面白くて極東の住民がアルペン踊りを踊りたいのか検討もつかぬが、習いたいという人を断るという手はあるまい」
「南アルプス市」と「本家南アルプス市」共催で開かれた山梨公民会館での講習会では、ペーターさんは舞台に担架で担ぎ上げられるという騒ぎだった。しかし舞台に上げられた途端に担架から飛び起き、角笛の曲に合わせて別人のように元気に
ステップを踏み始め、振りを渡し終わるやいなや再び担架に横たわった。ペーターさんはそのまま病院に運ばれ、惜しくも帰らぬ人となった。
「南アルプス市」と「本家南アルプス市」ではペーターさんの業績を称えて「ペーター記念両アルプス市アルペン踊り大会」と名称を変更。両市合同のイベントとして、手を取り合って毎夏続けて行くと決定。くしくもペーターさんの踊りが憎み合う両市を一つに結びつけたと言えよう。
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両市の市境に建て
られたペーターさんの胸像
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麻丘めぐみさんと高峯市長(本家南アルプス市で) |
ツシマヤマネコが刑務所脱走:
2002年9月18日
環境省対馬生物刑務所(上原町)に強盗殺鶏容疑で拘置されていた前科九犯のオスのツシマヤマネコ、猫田縞吉(推定年齢6才)が脱走した。昨夜10時頃、猫田は所内の屋外施設に移された際、施設の隅にある猫用トイレに穴を掘り、そのまま塀の外まで掘り進んで逃走した模様。
猫田は先月、上原町の民家の鶏小屋に不法侵入、鶏小屋に住む鶏野羽男さん(2)、妻の鴇江さん(1)、鶏野さんの母親の苔さん(3)、長女つばさちゃん(二ヶ月)、次女のひなのちゃん(一週間)の一家全員を鋭い爪で一撃に殺害、食い散らかしていたところを現行犯で逮捕され、生物刑務所に送検されていた。
猫田は5月にも同様の容疑で検挙され、6月に脱走したという凶悪犯。今回は死刑判決も予測されていたが、残りわずか30匹と言われる特別天然記念動物、「ツシマヤマネコ」である事が猫田に幸いし、不起訴、保護観察処分が決まったばかり。判決を不服とする鶏野さんの親族は控訴を予定していたが、国からの賠償金で示談に応じる見込み。
猫田は同刑務所に収容されている他の罪猫と口をきく事もなく、文字通りの一匹猫。親しく声をかけられても歯をむいて唸る、噛みつく、と取りつくシマもなかったという。つい最近、同様の容疑で起訴されていた浮浪猫が三味線屋送りの極刑を受けたばかりとあって、「天然記念動物を過剰保護」「不公平」「猫の人権無視」という鳴き声が所内でニャンニャン高まっていた。尚、対馬署では、猫田の顔写真を島内全域に貼り出すと共に、周辺の鶏小屋住民に厳重な注意を呼びかけている。
猫田縞吉
トンカラリンの秘密、解明される:
2002年9月15日
【熊本】 熊本県菊水町の謎のトンネル状遺構、「トンカラリン」について発掘・調査を進めていた同町調査隊は、「このトンネルは 江戸時代初頭に築造された抜け穴で、『うつけ者』という噂の主君を見限って他国に逃げる事を計画した複数の武士が密かに造った物」との公式見解を発表した。
「トンカラリン」と総称されるこの穴は、同町の清原台地、北東斜面に造られた全長約四百五十メートルの溝状遺構のトンネル。当初は何らかの宗教的遺構か、排水路と推定されていた。しかし流水跡が見当たらず、人が通れる構造である事から「通路」という見方が強まっていた。
抜け穴説を裏付ける証拠として、ほとんど出口に近い、穴の入り口から約四百メートル進んだ付近に、明らかに江戸初期の物と思われる複数の弁当の空き箱、竹水筒、手拭い、ちり紙、くわ、もっこ、周辺ルートの地図の他に、巻紙に書かれた当時の日記が発掘された事が挙げられる。日記には、「十月○日晴れ ばか殿め。もう嫌だ」 「十月○日天候不明 悪いのは僕らじゃない」「十月○日天候不明 五日かかってここまで出来た。僕らって天才♪」と達筆で記されてあった。
この日記の書き手を含めた武士たちはもう一歩という所でトンネルを完成しきれなかったらしく、慰留物から西に五メートルほど進んだ付近に、本人たちと思われるスコップを握ったまま折り重なった白骨死体を六体発掘。その後の調査で、この遺体は平均年齢18〜20才、城下でもかなり位の高い老中の息子たちである事が判明した。
この青年武士を殺したのは、計画を知った殿付きの忍者。お家の一大事と青年たちの後をそっと追ったあげく、後ろから手裏剣で一気に殺害した模様。この忍者は、その後何を思ったのか自らの手でトンネルを完成させようと掘り進み、向こう側に貫通させた所で力尽きたと見え、出口より西三メートル先で、やはりスコップを握ったままの白骨死体が発掘された。
同町調査隊は、この忍者もまた、他国に逃げようとしたに相違ないと推測。「うつけ者」の主君について、史家に詳しい調査を依頼している。尚、青年武士の子孫と思われる同町の老人は、「確かに昔、そういうあほな先祖がおったと曾爺さんに聞いた事はある」と事態を冷静に受け止めている。
タマちゃん遺体で発見 不審男を逮捕:
夏休みのアイドル悲しい結末に
2002年9月14日
多摩川から神奈川県の鶴見川に移り、人気者となっていたアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」が消えて二週間。8月31日以来川面に姿を見せずに行方が心配されていたが、昨日の朝、東急東横線綱島駅近くのワンルームマンションで無惨な遺体となって発見された。
誘拐、殺人、死体遺棄などの容疑で逮捕されたのは綱島に住むフリーターの山田好夫(29)。自称冒険家を名乗る山田は日頃から野生動物に強い関心を持ち、「タマちゃん」の出現以来、毎晩のように多摩川に現れ、鶴見川に移ってからも、捕獲の機会を狙っていたと言う。
「思ったより簡単でした。岩の上に縄をしかけ、シーチキンサラダを置いただけで、一回で釣れました」山田は取り調べの際に自供している。山田は体長約1メートルのタマちゃんを自宅のワンルームマンションに横抱きにして連れ込み、同棲を強要した。タマちゃんは最初は山田を怖がって鳴いていたが、子供だけにすぐに新しい生活に慣れ、毎日山田がバイトで留守の間、ユニットバスで昼寝をして過ごしていたそうだ。
「頭も良くて、すぐに冷蔵庫の開け方を覚え、シーチキンの缶詰も器用に自分で缶切りを使って開けてました」夜は二人でソファに座ってテレビを見る事が多かったが、お笑い番組が大好きでジョークも理解でき、さんまを見ると「キャッキャッ」と嬉しそうに手を叩いて笑っていたそうだ。「どちらかと言うと関西系のコミックのファンでした」
その楽しい生活も一週間で終わった。山田がバイトを首になり、冷蔵庫の食物も底を尽きた頃、山田の頭の中に突然、アザラシを食べたいという欲望が起こって来たと言う。元々冒険家の植村直巳さんの大ファンで、グリーンランド横断記録を読みふけっていた山田は、「アザラシは生で食べると旨い」という記述がずっと頭に残っていたそうだ。
犯行は9月6日金曜日の深夜で、「さんまのまんま」を見ながらケラケラ笑っているタマちゃんの頭を、後ろからそっと近づいて金槌で渾身の力をこめて殴った。タマちゃんはそのまま気を失って床に倒れ、すぐにテレビのコードで首を締めて殺した。遺体は木工用のカッターナイフで輪切りに切って冷蔵庫に保管した。その夜のうちに皮の部分は全部食べてしまったと言う。「植村さんの本にあったように、確かに外皮の部分はコリコリして旨かった。生で食べる時はショウガ醤油がくせがなくて良かった」その後一週間、肉が古くなってからはバターやサラダ油で焼いたり、ゆでて味噌味で仕立てたり、ラーメンに入れて中華風にしたり、とにかく毎日飽きないように工夫したそうだ。
しかし尾鰭以外はすべて平らげ、アザラシにも食べ飽きた頃、山田に足がついた。9月13日の明け方、山田の隣に住むホステス中山奈津実さん(27)が生ゴミを出しに行った所、山田のゴミ袋からアザラシのひげの一部が飛び出しているのを発見。不審に思って開けると、ひげの付いたままのアザラシの頭蓋骨が出てきたので、びっくりして警察に通報したと言う。「このアパートは壁が薄くて隣の音が丸聞こえなんです。一週間ぐらい、犬とも猫ともつかない『キャーキャー』という不思議な声がしてて、そのあと急に静かになったから、おかしいとは思ってました」
昨日は夕方から鶴見川でタマちゃんを忍ぶ追悼集会が行われ、約500人が集まった。父親と参加したという小学5年生の川村絵里香ちゃん(10)は「タマちゃんがいなくなって寂しい」とつぶやいた。生きている頃は毎日タマちゃんを見てきたというプログラマーの高田浩一さん(58)も、「タマの魂は海に帰ったに違いない。しかし北極にいるというお母さんの気持ちを考えると辛い」と、涙を堪えきれない表情で語っていた。
アイドルとなっていたタマちゃん見物に連日数百人が鶴見川に詰めかけ、いなくなってからもテレビやネットのメディアで大捜査が繰り広げられていただけに、この悲しい結末に関係者は胸を痛めている。河川を管理する国土交通省京浜工事事務所(横浜市鶴見区)は、「都心の川にアザラシが姿を現したのは八十年以上の治水の歴史でも記録になかっただけに残念だ」と語っている。元々北極圏などに生息するアゴヒゲアザラシが、なぜ淡水の川に迷い込んだかは不明とされていたが、北極圏と東京を間違えた所から方向音痴の可能性が強く疑われていた。
野生のニホンジカの鉄道自殺急増:
中高年鹿、生活問題で悩んだあげく
2002年9月9日
「ドーン」 また一匹、鹿が列車に飛び込んだ。JR紀勢線で今年、野生のニホンジカが列車にはねられる事故が急増している。今年は8月末までに352件で、昨年の約5.5倍になっている。原因について警察庁が調査した結果、ニホンジカが何と自殺目的で自ら列車に飛び込んでいた事が最近になって判明した。
事故の発生区間は紀伊田辺ー新宮駅間(約150キロ)。発生時間は夜10時以降で、1日に同じ列車が5度衝突することもあり、一日当たり最高で30件発生する日もある。
警察庁の調べで、野生のニホンジカで亡くなったのはすべて3才以上のオス鹿である事が判明。妻もあり、子鹿も一頭以上いる、人間でいうと働きざかりの年齢だ。
原因、動機として考えられるのは「食生活問題」。過去の土地開発で不適地に造林を拡大した影響で、今では放置された植林地にシカの餌となる下草が生えなくなった。家族を食わして行けない父鹿の悩みは大きく、一家の中心だった中高年鹿が押しつぶされるように、自ら命を絶つ姿が目に浮かぶ。
中年の雄鹿の場合、他の鹿に相談できず、一頭で悩みを抱え込む傾向が強いと紀伊大学動物心理学科、和歌山志賀男博士は指摘する。二ホンジカの性格は、その名の通り非常に日本的。「タイプA型」と呼ばれる真面目で根暗な性格がほとんどで、怒りや苦しみを上手に発散できずに「きれる」傾向が強いという。
JR西日本支社では、自殺防止対策動物懇談会を開き、命の電話を設置。相談することを自体を恥ずかしいと感じてしまう責任感の強い真面目な鹿が、話しやすい雰囲気を作ることから始める方針。自殺防止対策動物懇談会でも、イノシシやタヌキ、サル等、比較的気楽な性格の同地区に居住する動物から、「無闇な開発が鹿を追いつめ、自殺の増加を招いている」「鹿にしか分からぬ事情もある」「たまには餌をくれ」という活発な意見が相次いだ。
「お父ちゃん、がんばって」
トキの本能を訓練:
鳥の本能を学ばせるための「野生復帰学校」開校
2002年9月1日
一時は絶滅寸前と言われ、国内産は1羽を残すのみとなったトキだが、1999年に中国から贈られたペアをもとに人工繁殖が進み、現在25羽が新潟のトキ保護センターで飼育されている。しかし、昨年5月、初の自然孵化を試みた際、人間の手で育てられた親鳥が卵を暖める事に関心を示さず失敗。この失敗を繰り返さないために、環境省はトキの野生復帰に向け、自然孵化や巣作り、飛行など鳥の本能を学ばせるためのトレーニング施設、「野生復帰学校」をセンター内に設立した。
今春「野生復帰学校」には雛15羽が入学したが、自然繁殖のクラスでは、トキの縫いぐるみを纏った係員たちが手振り身振り、時には声マネまでして、性教育から卵の抱き方、育児法等を伝授している。また、偽くちばしを顔にくくり付けた係員は雛たちを引き連れて近くの河原に行き、率先してドジョウやサワガニ、昆虫をついばんでは飲み込み、自力で餌を食べる習慣を学ばせようと必死の努力。飛行教育クラス担任の田中朱鷺さん(25)は、「人間が鳥に飛行を教えるのも不可能ではない。トキの気持ちに成りきるだけです」と明るい笑顔で語る。
昨夕、直径2mの人工羽を両腕にくくりつけた田中さんは、雛たちが不安そうに見守る中、勢いつけて学校の5階屋上から地上に向かって飛び出した。次の瞬間、田中さんは真っ逆様に落ちて行き、あわや地面に叩き付けられるかと思われた。その時だった。地面すれすれで田中さんの体は突然スーと浮き、力強く低空飛行を始め、やがて空高く舞い上がったのだ。屋上の雛たちが喜んだのも無理はない。歓声を挙げては一羽、また一羽と空に飛び出して行き、田中さんの後を逆V字型の編成を組み、全員夕焼けの中を日本海方面に向かって元気に羽ばたいて行った。
尚、センターでは現在、田中さんと雛の行方を捜索中。
縫いぐるみ姿の係員
カブトガニ遂に立ち上がる:
「KABUTO NOW! ビーチクリーンアップ作戦」開始
2002年8月27日
岡山市内で「生きた化石」と言われるカブトガニ保護に取り組んでいる団体として、「カブトガニを守る市民の会」がある。干拓事業でカブトガニ全滅の危機に見舞われた1970年、市内の薬剤師、西村弘蟹さん(故人)が中心になって設立された「岡山市カブトガニ保存会」が前身。当時は5万人以上の会員を募り、干拓予定地で逃げ遅れたカブトガニの救援活動や、天然記念物指定地などに力を尽くしていた。
しかし、90年に西村さんが死去した後、活動は年1回の海岸清掃ぐらいとなり会員は減る一方。この状況に業を煮やしたカブトガニたちは、このままでは太古から存続した自分たち種族の滅亡の危機であると考え、遂に自ら立ち上がり、「KABUTO
NOW! ビーチクリーンアップ作戦」を土地の人に呼びかけ始めた。
カブトガニの長老、甲ガニ平さん(2481)の話によると、この作戦は単にカブトガニが人間と協力して海岸のゴミを拾うだけでなく、どんなゴミがどこで捨てられたかの調査、生ゴミと燃えるゴミの区分け、大型ゴミの収集日の調査、さらに各地のネットワークを生かして、海外からゴミ専門家を招いた勉強会なども企画。「化石」という古いイメージをうち破るような、革新的で開かれた運営を目指しているとの事だ。
先日のお盆には、甲さんに率いられた約百名のカブトガニが花束と線香を片手に市内の寺を訪れ、恩人の西村さんの墓を詣でた。明治以降に生まれた若手のカブトガニたちは、コンピューターの利用も始め、駅前のインターネットカフェを占拠して情報収集に励んでいる。中には出会い系サイトに夢中になる独身のカブトガニもいるという話だが、大方は真面目に問題意識を持って作戦に取り組んでいる、と甲さんは満足げに語っている。
(ホームページは http://www.kabutonow.co.jp)
若手のカブトガニ
猫も気になる飼い主の喫煙 :
2002年8月25日
煙草を吸う飼い主と暮らしている猫は、煙草を吸わない主人を持つ猫に比べて、2倍以上がんになりやすいことが、今春、米ハーバード大の研究で判明した。
同大のエリザベス・ピーマン博士の率いる研究グループが、悪性リンパ腫と診断された猫約500匹について、飼い主の喫煙歴を調査した結果、愛煙家の飼い主に飼われていた猫は、そうでない猫に比べて2・4倍も悪性リンパ腫になりやすく、5年以上も煙草の煙にさらされている猫のがんの発症率は3・5倍にも上っているという。
この事が8月に日本の新聞で発表されて以来、愛煙家の主人の煙草をもみ消す飼い猫が日本各地で続出している。新宿区に住む吉田一美さん(21)宅の6才になるオスのペルシャ猫、「マミオ」もそうで、吉田さんが煙草に火をつけるやいなや、肩に飛び乗って片手でパシッと火を叩き落とすようになった。
「前はそんな事しなかったのに、不思議です」。吉田さんは語る。煙草の火を何度も手で揉み消すせいか、マミオのピンク色だった肉球はやけどで紫色に腫れていると言うが、悪性リンパ腫の恐怖の方が強いらしく、いくら言ってもやめようとしない。
世田谷の磯野波平さん(54)宅でも同様の事が起こっている。8才になるオスの雑種、「タマ」が磯野さんに煙草を吸わせまいとして、煙草の箱を軒下に隠したり、トイレの砂箱に埋めたりするようになった。「あの記事が出てからすぐです。猫にも新聞が読めるとは意外でした」磯野さんは語る。「お魚加えて逃げてるぐらいだったら楽だったのに」同居する磯野さんの娘、フグ田サザエさん(24)も困惑の表情。
現在、警察庁では、やくざ猫の集団による街角の煙草屋の乗っ取り占拠に警戒を強めている。戸外で喫煙する場合も、側にいる野良猫に一言「吸いますよ」と声をかけてから煙草を取り出すよう、市民にも厳重な注意を呼びかけている。